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交付枚数は全国最多の180万枚越え。市民の約2人に1人が保有する横浜市のマイナンバーカード発行オペレーションに迫る!

皆様こんにちは。
横浜市デジタル統括本部です。
いきなりですが、皆様はマイナンバーカードをお持ちでしょうか?

これからの時代の本人確認ツール

現在、様々な行政手続等をオンラインでも可能にするための環境整備が進められていますが、オンラインの場合、本人確認や手続きを行うべき当人であることの証明がこれまでのように対面では行えません。

手続をする時には「確かにその手続きを行うべき人が申請をしている」ということを確かめるための「本人確認」を行うことが多くあります。
マイナンバーカードのICチップに搭載されている電子証明書は、オンラインにおいて電子的に本人確認等を行うための「鍵」のような働きをするツールで、最近では、電子証明書を読取ることが可能なスマートフォンの登場によって、確定申告がスマホ1台で完結するなどメリットのある場面も増えてきています。
マイナンバーとマイナンバーカードは今後ますますデジタル社会の基盤としてこれから重要な役割を果たすことになるでしょう。

よくマイナンバーとマイナンバーカードを間違えて取り上げられることがあるのですが、以下のような違いがありますので、このnoteを読んでくださった皆様には覚えておいていただけると嬉しいです。

マイナンバー
住民票を持つ日本国内の全住民に付番される12桁の番号で、現在、社会保障、税、災害対策の分野のうち、法律または条例で定められた事務手続において使用されています。マイナンバーによって個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能になり、行政手続において、行政機関の間で情報連携することにより必要な添付書類が減るとともに、事務処理もスムーズとなり、国民の皆様の利便性が向上します。さらに、必要な方に、必要な行政の支援を迅速に行うことができます。

マイナンバーカード
住民の方からの申請により無料で交付される、氏名、住所、生年月日、性別などが記載された、顔写真付きのプラスチック製のカードです。カードのおもて面は顔写真付きの本人確認書類として利用できます。ICチップを利用してオンライン上で安全かつ確実に本人であることを証明できるため、デジタル社会に必要なツールとなっています。また、裏面にはマイナンバー(12桁の番号)が記載されており、法律または条例で定められた手続におけるマイナンバーの確認に利用できます。横浜市ではこのマイナンバーカードの普及と利活用の促進に取り組んでいます。

横浜市のマイナンバーカード交付実績は180万枚以上!

実は横浜市は「全国で最多のマイナンバーカード発行数」を誇る自治体であることをご存じでしょうか。
令和4年6月末現在のデータ によれば2位の大阪市を大きく引き離す約187万枚が交付済みとなっており、今も日々交付が行われているところです。

マイナンバーカード交付数上位10自治体。1位は横浜市の約187万枚。
マイナンバーカード交付枚数上位10自治体【2022年6月末】

今回のnoteでは、オンライン推進の切り札ともいえるマイナンバーカードの発行現場に潜入し、普段は目にすることのないオペレーションの実際やその苦労などについて皆様にお届けできればと思っていますので、ぜひ最後までお読みください。

マイナンバーカード交付の現場に突撃

横浜市では、国が掲げた「令和4年度末までにほとんどの住民がマイナンバーカードを保有する」という目標達成に向けて、これまでも区局を挙げて全力で交付に取り組んでいますが、今回はそうした現場のひとつであり、 区役所の対応できない平日夜間や土日祝日をカバーできるように特別に開設された「マイナンバーカード特設センター(以下、「特設センター」といいます)」を紹介します。
特設センターは、横浜駅西口、センター北、上大岡、二俣川の市内4か所に整備され、平日夜間や土日祝日にも交付に対応するほか、申請サポートも行い、マイナンバーカード交付の一連の流れについてきめ細かなサポートを行っています。

特設センターは、横浜駅西口、センター北、上大岡、二俣川の市内4か所に整備され、平日夜間や土日祝日にも交付に対応するほか、申請サポートも行い、マイナンバーカード交付の一連の流れについてきめ細かなサポートを行っています。
横浜市内にある4か所のマイナンバーカード特設センター

今回は特設センターのひとつであり、約117万人の人口をカバーする上大岡特設センターに伺って、実際の現場がどのようになっているのかお話を聞いてきました。

上大岡にある横浜市マイナンバーカード特設センター
横浜市マイナンバーカード特設センター(上大岡)

特設センターの業務内容

特設センターではどのような業務を行っているのですか?

マイナンバーカード特設センターでは、初めてマイナンバーカードを申請した方を対象としたカード交付とまだマイナンバーカードを申請していない方を対象に申請サポートを実施しています。

マイナンバーカードの申請方法は郵送やオンラインで行うことが可能ですが、おひとりで行うのは不安という方は多くいらっしゃいます。特設センターでは写真撮影も含め申請完了までサポートしています。

マイナンバーカード申請サポートは、受付、顔写真撮影、申請書記入、専用封筒お渡し、カード受取りについての説明の5ステップがあります。
マイナンバーカード申請サポート5ステップ

必要事項の確認や写真撮影を含め、全体で約10分ほどで申請が完了します。特設センターは最寄り駅からアクセスのよい立地にございますのでぜひご利用ください。
お住いのお近くに区役所や特設センターがない場合でも申請サポートは商業施設や郵便局などの公共機関等などへも出張して行っています。申請に不安があるという方はお近くのサポート窓口にぜひお立ち寄りください。(注意:再交付については区役所窓口のみ対応しております。)

詳細は横浜市Webページ「マイナンバーカードの申請のお手伝いを実施中!」をご覧ください。(リンクは文末に掲載)

マイナンバーカードは申請から1~2か月ほどで区役所に納品され、申請者には交付準備ができたことをお知らせするハガキが届きますので、そちらをご持参の上、申請を行った特設センターにお越しください。
特設センターでのお受け取りは予約が必要です。予約はオンラインまたは専用ダイヤルにて受付しております。(オンライン予約のリンクは文末に掲載)

横浜市マイナンバーカード専用ダイヤル
0120-321-590(無料)
※一部IP電話等でつながらない場合は、045-550-5454へお電話ください。
※聴覚、言語に障がいのある方は、FAX:045‐350‐8484をご利用ください。

特設センターの1日あたりの交付可能数と横浜市全体の交付可能枚数はどれくらいですか?また、来庁数が多い時間帯などの傾向はありますか?

上大岡特設センターの1日あたり想定交付可能数は、窓口数から単純試算した場合、約1000人となります。横浜市全体での交付可能枚数としては、4つの特設センターと区役所窓口を合わせて月あたり約12万件の交付が可能な体制となっています。
来庁者は平日の開所直後と夕方、土日が混みあいますのでご注意ください。

開所時間内で1日1000人の対応を想定すると、とてもスピーディーに交付する必要がありますね。

そうですね。特設センターを開所した頃はお客様をお待たせしてしまうことがあったのですが、市職員と委託スタッフ全員が連携し、日々の反省を活かしてオペレーション改善を継続しています。
今では、短時間でカード交付まで完了できるようになり、お客様からは「長時間待つことになると思っていたが、こんなに早く終わると思ってなかった。」「スタッフの方がテキパキと動いていて素晴らしい」などのお声をいただいています。ほかにも「子どもがいると区役所まで行くのが大変なので、便利な場所で受け取れて助かった」「働いていると区役所の開所時間に行くことが難しいので、時間外に受け取れるのはありがたい」などの声をいただいており、我々の励みになっています。

マイナンバーカードは利用する機会は住民票のコンビニ交付以外にも、国税電子申告・納付システム(e-TAX)や民間金融機関での本人確認など、オンラインで完結することが多くなっています。
デジタル統括本部でもオンライン手続の拡充を進めていますが、マイナンバーカードはいずれなくてはならないものになると思います。
現在、マイナポイント第二弾の実施期間になりますので、第一弾の際にポイントを申し込まれていない方や2022年9月までに新規申請いただいた方にはポイントゲットのチャンスがありますので、ぜひどしどし申請いただければと思います。

マイナポイント第2弾について
令和4年9月末までにマイナンバーカードを申請された方、または既にマイナンバーカードをお持ちの方が、令和5年2月末までにマイナポイントの申込を行うことで、希望したキャッシュレス決済サービスにお買物などで使用できるポイント(最大20,000円分)の付与を受けることができます。(リンクは文末に記載)

皆さんに「マイナンバーカードがあって良かった!」と言っていただけるように、デジタル統括本部でもオンライン手続の拡充を進めたいと思います。
本日はありがとうございました!


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